【バリ島サーフスポット】世界中のサーファーが憧れるウルワツ|The Peak・Racetracks・Templesの特徴と注意点
皆様こんにちは。ウォーターマーク・ホテル&スパ・バリサーフィン好き日本人スタッフです。
今回は、バリ島を代表するサーフスポットウルワツをご紹介します。世界中のサーファーが憧れ、「この波に乗るためにバリに来ている」というサーファーも少なくありません。中上級者向けの内容です。
世界中のサーファーが恋焦がれる波
ウルワツは、バリ島南西部のブキット半島に広がる、崖の下のリーフブレイクです。ひとつの波ではなく、リーフに沿っていくつものポイントが連なっていて、The Peak(ザ・ピーク)、Racetracks(レーストラックス)、Temples(テンプルス)、さらに沖のOutside Corner(アウトサイド・コーナー)とBombie(ボンビー)の、あわせて5つのブレイクがあるといわれています。どれもグーフィーに割れるリーフブレイクで、中上級者、経験者向けです。

ウルワツの昔のお話
ウルワツが世界のサーファーに知られるようになったきっかけは、オーストラリアのサーフ映画『Morning of the Earth(モーニング・オブ・ジ・アース)』です。1972年に公開されたこの映画で、ウルワツの波が映し出され、世界中のサーファーが「バリにこんな波がある」と知ることになりました。もともとはクタ周辺の波を撮る予定だったものの、撮影の途中でウルワツを見つけたと伝えられています。
その後、ハワイのパイプラインで知られるジェリー・ロペス(Gerry Lopez)も、初期にウルワツを訪れたサーファーのひとりです。1974年に初めてウルワツで波に乗ったとされ、1970年代の半ばには、ウルワツの波とロペスの写真がサーフ雑誌に載るようになりました。そうして、世界中の経験豊富なサーファーがウルワツに集まるようになり、のちに大会も開かれるようになりました。
昔は、たどり着くだけでも大冒険だった
今でこそ観光地として有名になったウルワツですが、昔はまったく違う場所でした。クタから、べモと言われる乗り合い小型車にゆっくり乗って、2、3時間もかけて向かうような場所だったそうです。
やっとたどり着いても、崖の下に降りる階段はまだなく、地元の男の子たちにお金を払って、サーフボードを担いでもらいながら、一緒に崖を降りていたそうです。まさに大自然の中のウルワツでした。
今のウルワツは、サーフシティ
ここ数年で開発が大きく進み、ウルワツは、サーフィンだけでなく、新しい魅力を持つエリアとして、改めて注目を集めています。
- 最先端のサーフィン関連のお店やサービス
- ピラティスなど、ウェルネス系のスタジオ
- サウナ施設
- おしゃれなカフェ、レストラン、ビーチクラブ
南エリアのなかでも、いま、ウェルネスやサーフカルチャーがもっとも盛り上がっている場所のひとつです。
ポイント別の特徴
ウルワツの波は、うねりの大きさ、向き、潮位によって、どのポイントが入れるかが大きく変わります。ここでは、The Peak、Racetracks、Templesの3つの特徴をご紹介します。情報は一般的な目安で、実際のコンディションは日によって違うため、必ず現地の最新情報を確認してください。
The Peak(ザ・ピーク)
- 波のタイプ:リーフブレイク
- 場所:ウルワツの洞窟を出たすぐ目の前。ウルワツの入り口に近いポイントです
- 特徴:ウルワツのなかでいちばん安定して割れるといわれ、ウルワツの中心的なポイントです。バレル(チューブ)になることもあります
- 潮位の目安:どの潮位でも入れるといわれますが、中潮から満潮が入りやすく、干潮では状況が厳しく感じます
- 混雑:人気が高く、いつも混んでいます。テイクオフするエリアが小さいため、競争も激しいです
- 注意点:浅くて鋭いリーフ。ローカルサーファーやほかのサーファーへの配慮を忘れずに
Racetracks(レーストラックス)
- 波のタイプ:リーフブレイク
- 特徴:速くて長く、ターンを何度も入れられます。
- 潮位の目安:干潮から中潮ごろ。ただし、干潮のいちばん低いときは、リーフがかなり浅くなり危険です
- つながる波:うねりが大きいときは、The Peakとつながり、とても長いライディングになります
- 注意点:鋭いリーフが浅くなりやすく、転んだときのケガのリスクが高い
Temples(テンプルス)
- 波のタイプ:リーフブレイク
- 特徴:ウルワツのなかでいちばん奥側にあるポイントで、小さなうねりでもパワーのある波になるといわれます
- 混雑:ラインナップまでのパドルが長いので、The Peakなどに比べて、人が少なめです。ただし、波をよく知っている経験豊富なサーファーが入っていることが多い
- 注意点:パドルの体力が必要です。
そのほか:Outside Corner、Bombie
大きなうねりのときにだけ割れる、沖のポイントです。The Peak、Racetracks、Templesが白波で埋まるような大きなうねりのときに、こちらが爆発します。経験豊富なビッグウェーブのサーファー向けで、多くの方にとっては、崖の上から見て楽しむポイントだと思います。
【画像:崖の上からのウルワツの写真】
ウルワツでサーフィンするときの注意点
ウルワツは、誰でも気軽に入れる場所ではありません。次のことを、必ず意識してください。
1. 洞窟からの入り方と出方
ウルワツへは、崖の階段を降りて、洞窟を通って海に出ます。
- 満潮のとき:洞窟の出口から、そのままパドルアウトします。ただし、うねりが大きいときは、洞窟の中を水が激しく出入りするため、危険です
- 干潮のとき:洞窟から、水際までのあいだに、約100メートルの鋭いリーフの上を歩くことになります
- 海から戻るとき:満潮でうねりがあるときは、いちばん難しいタイミングです。流れで洞窟の入り口を通り過ぎてしまうこの手前のトーマスビーチまで長いパドルになってしまい、そこから歩いて戻る必要があります
はじめて入る前に、必ず入り方と出方を確認してください。
2. 浅くて鋭いリーフ
ウルワツのリーフは、浅くて鋭いのが特徴です。特に干潮のときは、転んだ場所のすぐ下がリーフになります。ケガをしたときに、傷口から感染するリスクもあるため、リーフブーツがあるとさらに良いです。
3. 潮位とうねりの確認
同じポイントでも、潮位とうねりの大きさで、入れるかどうかが変わります。サーフフォーキャストで潮位表とうねりの予報を確認し、「いまの潮で、自分のレベルで入れるか」を判断してください。迷ったときは、入らない選択も大切です。
4. 流れ
ウルワツでは、流れがパダンパダン方面に向かっています。入ったときの場所から、気づかないうちに流されることがあるため、岸の目印を見ながら、位置を確認してください。
5. 混雑とマナー
ウルワツは、世界中のサーファーが集まるため、波が小さいときほど、混んでいます。波が大きくなると、人が減ります。
- 先に乗っている人のライディングを、邪魔しない(ドロップインをしない)
- 順番を守り、先に待っている人にゆずる
- ローカルのサーファーを尊重する
6. 大きなうねりの日
うねりが大きい日は、思ったより大きなセットが突然やってくることがあり、ボードが折れることもあります。経験者でも無理は禁物です。大きな日は、崖の上から見るのも、ウルワツの楽しみ方のひとつです。
7. シーズン
バリ島南部は、一般的に、5月から10月ごろの乾季に、うねりが入りやすいといわれています。ただし、実際のコンディションは日によって変わるため、天気予報だけでなく、サーフレポートを確認してください。
はじめての方や、ブランク明けの方には、ここよりもやさしいビーチブレイクのほうがおすすめです。迷ったときは、現地のガイドやスクールに相談してください。

ウルワツで遊んだ日は、ホテルでしっかり整える
ウォーターマーク・ホテル&スパ・バリは、ウェルネスを大切にしているホテルです。ウルワツで海に入ったあと、疲れた体を休めるための設備を揃えています。
バレルサウナとアイスプランジ:サーフィンのあとに、体を温めて整えられます- リアンスパ:パドリングで張った肩や背中を、ゆっくりほぐせます
3つのレストランやそのほか施設もウエルネス好きには好評です。
- ホテルレストランの「W Senses Grill Dining & Bar Restaurant」
- 日本食を食べたい方には、本格的お蕎麦が有名な「イマドキレストラン」もあります
- 軽食もできるコーヒーショップ「アンジェリークカフェ」もあります
- ジム:旅行中も体を動かしたい方に
- 2つのスイミングプール:海のあとに、ゆったりとリフレッシュできます
サーフィンも、ウェルネスも、食事も。皆様のご期待に添えるような施設を揃えています。
今後も、バリ島南部のいろいろなサーフポイントを、ひとつずつ紹介していきたいと思っています。ぜひ、ブログの更新をお待ちください。
