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Sep 28

バリヒンドゥー教のお盆 ガルンガン&クニンガン

バリ人の多くが信仰しているバリヒンドゥー教。明日はガルンガンです🙏。ガルンガンはその10日後のクニンガンとセットで、バリ人にとって大きな行事。半年に一度訪れます。

ガルンガンは日本でいうお盆のようなもので、神々やご先祖様の霊がこの世に戻ってくるのを迎える日です。特徴的なのは、竹で作られたペンジョールを家の門に飾ること🏠

男の人たちが担当して、竹を取って来て、ココナッツの葉などで飾り付けをし、ガルンガンの日までに門に立てます。ご先祖様が家をすぐに探せるための印📍なんだそう。買うこともできますが一本7000円くらいして高いので普通は毎回手作りします。

手作りのペンジョール

この時期にバリ島観光にこられる方はラッキーかも。車で走っていると、道の両サイドに立派なペンジョールが立ち並んで、なんだかいつもよりも歓迎されているような気分になりますよ✌️

ペンジョールは35日間外に立てたままになるので、雨風にさらされるし、背も家より高く、どうせ細部までは見えないから作業も適当で良さそうなものですが、さすがバリ人、細かく飾るのです👏でも細かく飾るとやっぱり、遠目でも一目瞭然、映えるのですね✨

ふさふさだったり、カラフルだったり、ガルーダが乗っていたり、立派なペンジョールは見とれてしまいます!運転中は見とれすぎないように注意ですね。

ガルンガン前日はプナンパハン。ガルンガンの準備の日。ペンジョール作りが済んだら、男性は生贄としての豚🐖を丸焼きにし、ラワールやサテを作ります。ガルンガン当日に食べたりお供えに使います。女性はお祈りに使う特別なお供え物作りや、作業中の食事やお茶の準備を担当します。

ガルンガン当日はお供え物を持ち、いくつかのお寺に参拝に行きます🙏ガルンガンの翌日はマニスガルンガンといって、親戚を訪ね回り、おしゃべりを楽しむ日です。👪

お寺へ向かう人たち

ガルンガンから10日後のクニンガンに、ご先祖さまは帰って行くとされていて、この考え方は日本のお盆と似ていて驚きました。個人的には、バリ島の人たちの方が、日本人よりももっと霊に対して敏感な気がします。

バリヒンドゥー教の人々は、人間に見えているこの世、とは別にもう一つ、見えない所謂あの世、が同時に存在すると信じています。そしてその二つはお互いを邪魔しないよう、距離を保って共存していく為に、お祈りをするんですね。

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